君にゾッコン注意報
『…でも、証拠がないじゃないですか。』
大丈夫、そう自分に言い聞かせた。
だって、教育委員会も証拠なければ、保護者とかに行き届いてない限り、厳しい罰は与えない。
保護者に知れ渡ってるとは、考え難いし…。
大丈夫、最悪の結果にはならないはず。
「それが…あるんだよね。
証拠。」
『…えっ??』
そう言って、目の前に渡されたのは一枚の写真。
あたしは、その写真をみたまま硬直してしまった。