君にゾッコン注意報


「…今が踏ん張り時なんだよ。

離れてる間も、俺は美緒のことを思い続ける。」



先生の言葉は、不思議だ。


さっきまでは絶対やだったのに…

今は、『そうしようかな』と思える。


今、一緒にいて、先生と未来を見れなくなるなら、

今、我慢するべきだと思えたの。



「卒業後、絶対迎えにいくから。」



…もう、充分すぎるよ。


こんなこと言ってもらえるなんて、あたしは本当に幸せものだ。


…だから



『…ありがとう』


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