君にゾッコン注意報


…なるほどね。


全てはあたしの2人きりになる、先生の計画だということ。


先生は何も考えてないように見えるけど…

意外に計算高いのかもしれない。



『じゃあ、数学の補習も先生の計画だったんですか??』

「だって、美緒をどうしても手に入れなかったんだもん。」



そう言って、唇を尖らせる先生。


その姿は、完全に開き直ってる。



…本当にもう。

先生が補習の提案をした時、
『ちゃんとあたしのこと見てくれてるんだな』って感激したのに…。


本当、その時の感動を返してほしい。


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