君にゾッコン注意報
やっぱり、ね。
先生のあたしに対する態度は、他の生徒と一筋違う。
とにかく、「えこひいきしてる」なんて批判されても可笑しくないわけで。
実は内心、ヒヤヒヤしていた。
『やっぱりマズいよねー。』
「え!!何!?
もしかして、そういう関係!?」
瞳を光らせて、食いつく美々。
そんな美々に対しても、あたしは頭を抱えた。
『別にそういうわけじゃないんだけど…。』
「そういうわけじゃないって…。
じゃあ、どうゆうわけなの!?」