君にゾッコン注意報
「…金本。」
『なんですか??』
「俺のこと心配してくれてるのか??」
キラキラな笑顔で瞳を輝かせる先輩。
その少年みたいなスマイルは、逆にうざったい。
『まぁ、一応。』
そういうことになる、のかな??
「俺は嬉しいぞ!」
突然、腕を伸ばして近づいてくる先生。
身の危険を感じたあたしは、迫ってくる先生を瞬時によける。
そして、あたしの横を通り過ぎたかと思ったら、ドテーンと鈍い音が響き渡った。
これは…こけたな。