君にゾッコン注意報
「熱、ないのか??」
そう言って先生は、あたしのおでこにピタッと手を置いた。
ビビッと、あたしの体のなかに電流が走る。
条件反射であたしはその手を振り払った。
「いったーい。」
先生の叫び声が保健室に響く。
振り払う時に強く叩きすぎちゃったみたい。
とにかく、先生のその声は、他に寝てる人の大迷惑だ。
『静かにしてください!!
寝てる子が起きちゃうじゃないですか!!』
「だってー。叩いた金本が悪いんだろう??」