偽りの代償
「先輩どっか行きましょうよ~」


甘えた声で誘う・・

昔はこんな女が調度よく、遊んでいた・・・だけど・・俺は・・




俺は後輩を無視しながら、歩く、後輩はしつこくついてくる・・・


今日はゆいに会えないか・・・そう思ってると、離れたところにゆいが歩いていた・・


足に違和感があるような歩き方をして歩いてる・・ゆっくりと・・


声を掛けようと思ったとき、



「何、あの人、歩き方可笑しい~」


後輩が俺にひっつきながらゆいを馬鹿にしていた・・



ゆいがその声で、俺に気づき、俺を冷めた目で見た・・・そして、何事もないように歩いていく・・・。




誤解された・・


俺は後輩を睨んだ。


「おいっ!おまえ、何様だよ!一生懸命やってる人間を笑う権利あるのかよ!」


後輩はびっくりして俺を見た!


「なっなによ!ちょっと笑っただけじゃん、自分だってかわいそうな人だって思ってるくせに・・・」





「お前って最低だな・・付きまとうなよ!ストーカー」





俺はゆいの後を追う・・

後輩も追いかけようとしたが信号が赤に変わり、立ち止まりながらギャーギャーわめいていた。







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