偽りの代償
キマヅイ雰囲気が流れ、歩きながらお互い無言だった。




やがて、帰るとき、彼女を送ろうとしたら露骨に嫌な顔をされた・・だがそんなのどうでもいい・・・心配で一人にできないと思った。


「迎えに来てくれるの、先に帰っていいわ・・」


「迎えがくるまで待つよ・・それくらいさせてくれ・・」


しばらくすると迎えに来たのはあの拓也だった。



拓也は俺をみて、驚く。


「お前・・なんでここに・・まさかゆいに付きまとってるのか?」


「・・・ボランティアをしてて偶然ゆいと会ったんだ・・」


ホントは人づてだけど・・・


「お前が?何かたくらんでるんだろ!」


「・・・何もない」


「嘘つくなよ!ゆいに酷いことしたくせに!」
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