偽りの代償
大学を卒業後、俺はある資格を取るために、ある学校に行くことにした、自分でバイトして生活費、学費も払うからと親を説得して・・・






そして、今・・・俺は・・





「海さん、ありがとう」


「おばあさん、あんまり食べすぎはいけませんよ」




俺は介護士の資格を取り、老人ホームで働いていた・・




こんな俺でも必要としてくれる・・


そんな風に思える仕事だ。




昔の・・まだゆいと出会わなかった俺からすれば考えられないだろう・・


きっとダサいとか、年寄りを騙すためとか思ったに違いない。










時おり、ゆいを思い出す・・


あれからゆいを忘れて違う相手・・と考えたが誰とも付き合うことはなかった。



俺にそんな資格ないと・・・そう思っていた。








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