偽りの代償
とりあえず、地元の高校から離れた短大に進学したが、そこでもみくのしたことは終わっていなかった・・。



短大で新しくやり直そうと思ったが、ゆいとみくが通っていた学校の同じ生徒がそこにもいて・・・みくはあっというまに孤立した・・



「ほら、あの子だよ・・つきとばして殺そうとしたんだって・・」


「された子可哀相・・噂じゃしばらくして亡くなったんだって・・でも轢いたのは無関係の人間で、うまく泣いて罪を免れたんだって・・・怖いよね・・」





ここでもみくは一人ぼっちになり・・


しまいには嫌がれせも受けた。




短大も行かなくなり、親からもまるでお荷物のようにあつかわれ・・


強制的に一人暮らしをするはめになった・・


仕送りもごく僅かとなり、アルバイトを始めても、短大のみくをしる人たちやかつてゆいも在籍していた高校の人とあうことがあり、そして噂が噂を呼び、すぐにクビになったり、問題が起きてやめることになることもあった。




酷いことをする嫌な女・・そう見られる、そんなみくを庇う人間はいなかった。


そして、かつての同級生の陰口で偶然耳にした・・


高橋ゆいは生きているが足の不自由な身体になった・・と


そんな原因を作ったみくいう女は酷いと・・




みくは一人部屋で考える・・


私・・このさきずっとこのままなの?あの高橋ゆいは同情されて大切にされてるじゃない・・なんで?



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