偽りの代償
俺は声をかけるか迷った…
あいつは俺にあったらたぶん嫌な顔をするだろうな…


でも…ゆいがどうしているのか知りたかった。


「後藤…」


あいつはびっくりしてふりかえる。

「お前…」


「久しぶり…元気か?ゆいと結婚したのか?」

後藤はやがて自慢げな笑みを見せ

「ああ…あれから渡米して結婚したんだ俺達…」

俺は覚悟してたとはいえショックだった。
< 165 / 196 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop