偽りの代償
「あのとき・・一度もう意識をなくして駄目になったとき、まだ微かに息があったの・・そして、卓也が先生からアメリカでまだ未開発に治療薬の試作段階の薬についてきいていて、このまま暫く完全に眠った仮死状態にした状態での治療をお願いしていたの・・先生は特別に許可してくれて・・」


「でも・・あのとき後藤や、先生、看護士は・・」


「卓也が・・お願いしたの・・妻にしつこく付きまとってるストーカーに近い男からとうざけるために協力して下さい、事故の原因で病気にもなった・・すべての原因はあいつだと・・両親からも確認をとってくれればわかると・・そして海君を騙すようにして私はあなたの前で亡くなったことにされ、厳重な体勢でアメリカに運ばれたの・・・」



「なんだって!」


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