偽りの代償
結局、言おうと決めてゆいと話すことを決めたのはそれから二日後・・


俺はゆいを告白をした図書室に呼び出した・・



だがゆいは来るのが遅れていた・・

珍しいな・・調子でも悪かったのか?


俺はこのとき朝からゆいの調子がへんなことに気づいていたが今日真実を話すことに気をとられ、深く考えなかった・・



もっと早く気づいていれば・・




ガラガラ~

ゆいが図書室に入ってきた。


「ゆい、遅かったな・・」


「・・・・」


ゆいは黙っていて無言だった。


どうしたんだ?


「実は大事な話が・・・」


「罰ゲームで、賭けのために私のこと好きって嘘ついて付き合ってたんでしょ?」


「!!!!」


どうして・・・?

俺はゆいの言葉に驚き何も言えない・・



「私と付き合って最後までヤレたら五万、出来なければ罰金五万だっけ?」


ゆいは今まで見たことのない冷たい無表情で話す。


「否定しないんだ・・?やっぱりほんとだったんだ・・どうして知ってるのかびっくりしたよね?海クンの友達が話してるの聞いたんだ・・嘘だって思いたかったけど、その顔じゃ、ほんとだったみたいだね・・」


ゆいの目は怒りをあらわにしていた。
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