偽りの代償
ゆいにばれた・・そのことで頭がいっぱいで、何も言えずにいると・・


ゆいはポケットから何かをだし、手で強く掴んで、いきなり俺に投げつける。



「!!!」


それは金・・万札・・

「はい!それ、五万円、

賞金でもあり、罰金の五万円!それで、友達に払えば?」


「・・・ゆい」


ゆいはキッと俺を睨み・・


「結局ばれて駄目だったて言えば?五万のためにあんたに抱かれたくなんかない!」


ゆいに何も言えない・・


ゆいにここまで言わせているのは俺・・


「可笑しいって気づくべきよね?何の接点もないただのクラスメイトな海クンが私を好きなんて・・・地味な私をからかってそんなに楽しかった?そんなにお金が欲しかったんだ?」


「・・・ゆい、聞いてくれ・・信じてもらえないかもだけど・・・」


「はっ?何を信じて?私じゃ簡単にできないから、ばれないように他の女と寝たくせに!」



「!!」

なんだ?どういうことだ?まさか・・このまえのみくのことか?


「下手ないいわけはやめてよ・・罰金払うのが、嫌なのはわかるけど、そのお金があるでしょ?だからもう、私にかかわらないで!」


ゆいはいいおわると図書室から出て行く。






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