偽りの代償

ゆいが出ていく瞬間俺ははっとわれにかえり、金を拾い慌てて追いかけようとするが・・


図書室を出て瞬間、見知らぬ男が俺の前に立ちはだかる・・


「おい、お前、これ以上あいつを傷つけるなよ。」


「誰だ、なんだよお前・・」


「俺はあいつの友達だよ・・昨日の夜、急に金が必要で足りないから、貸してくれってさ・・そんなことしたことないのに、おかしいと思ってさ・・誰かにかつあげでもされているんじゃないかって心配になってさ・・いったい何に使うのかこっそり様子を見てたんだ・・・だけど・・わかったよ・・お前、最低だな。」




そいつは俺を軽蔑した目で睨んだ。