偽りの代償
その男は立ち去るとき、一度振り向きながら答える。


「それと、その金はおれのこづかいとゆいの金だってこと、覚えておけよな?」


男は立ち去る・・


俺は握りしめたその金をみた・・

俺は・・いったい何をしたんだ?こんな金のために・・・


前だったらやったとした思わなかったろう・・


こんな金・・欲しくねーよ



俺はこんな金のために・・・大事なものを失った・・。


ゆいの初めての怒り・・泣き顔・・


今さら好きなんて・・遅すぎ・・だったのか?


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