偽りの代償
学校に行くと何だか空気がおかしかった・・どうしたんだ?


だが俺はゆいのことが気がかりだった。


教室に行くとき、後藤を見つける。



俺は急いで声をかける・・が・・


「ゆいの状態は・・・」



「・・・・」


俺を睨んで無視をしようとするが俺は必死に頼む・・


「・・手術は終わって一命は取り留めた・・だがまだ目が覚めない・・・危険な状態だ・・ほんとはずっとそばにいたいけど、ゆいの親がおれの学校もあるし、俺は身内でもないからと説得されて・・・」


「そうか・・」



助かってよかった・・まだ希望はある。


「バシっ!!」


いきなり後藤に殴られる!!


「おいっ!もうゆいにかかわるな!お前の所為だぞ!あそこに無理に呼び出したせいで・・呼び出して、ゆいをまた傷つけるつもりだったんだろ?お前と仲のいいみくだっけ?あの女がゆいを突き飛ばしたせいで・・あの女が突き飛ばす前に言ってたそうだぜ・・ゆいのことは賭けの遊びで好きじゃないって、また嘘の告白して、すぐにまた笑いものにする気だったってな・・おれのダチがあのへんにいて聞いてたんだ・・あんまり酷いから教えてくれてさ・・」




みくがあのときそんなことを?ちがう・・俺は・・



「ゆいが死んだら許さないからな!!お前もあの女も!!」


後藤はそういって背を向けて教室へいく・・。



そんな・・ゆいは・・そんなデタラメを聞かされて・・


くそ・・みくのやつ・・




俺はふらついたまま教室にいく・・












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