偽りの代償
ゆい・・キミへ犯した罪を俺はどう償えばいい?


俺はゆいを探そうと、いろいろあたったが、探せず、途方にくれた・・気づけば高3で受験の時期だった・・・


俺に進路なんて考える資格があるのかとさえ思う・・


あの出来事があってから、授業をサボる、試験は赤点、ゆいのことで内申は悪いから推薦で受かる大学なんてない・・


それほど頭だってよくない・・


このままフリーターにでもなろうかとさえ思う・・



俺は・・もう誰も愛さない・・ゆい以外は・・



だが親は大学だけは行けとうるさい・・・



結局、何とか俺レベルでも受かる私大を見つけ、そこに決めた・・






*****

ある日夢をみた・・ゆいがまだ俺に笑顔を向けてくれたときの夢・・・




それを見て俺はある決意をした・・


卒業したらゆいを探そう・・何年かかっても・・


そして・・許してくれなくても・・


一生一人身で彼女のそばにいよう・・・


もし彼女がまだ目覚めないのでも、それでもそばにいよう・・・


もし・・ゆいがこの世を去っていたら・・・おれも後を追うよ・・・。


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