偽りの代償
転院しても私は無気力でリハビリなんてできなかった。

どうせ歩けない・・・無駄だ・・何もかも投げやりになったとき・・・


「ゆい・・・お前は一人じゃない・・」


そう言って支えてくれたのが卓也だった・・・。


両親は卓也にだけは私の転院先を教えていたらしい・・


私と違って高校受験期なのに・・・



「こっちの大学を受験しようと思ってる・・ゆいのそばにいたいから・・」




そして、卓也のおかげでリハビリも頑張れた・・車椅子での生活で卓也にお世話になってばかりだったが、これからのことを前向きに考えることができた。


そして、高校卒業の認定の資格をとり、通信制の大学にいくことに決めた・・・。





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