君とわたしの関係
顔を見上げると、不思議そうな顔をしている男の子がいた。
「あっ…すまんなぁ…。分かんなくなって もうてん。案内してくれへんかなぁ?」
そのときの わたしは、大阪から来たばっかで、まだ大阪弁だった。
「大阪弁…?あっ、いやなんでもねぇ。良いよ、案内してやる」
「あっ、ホンマ?おおきに~♪あんた、どこのクラスなん?」
知らない人に着いて行くわけには いかないのでね、一応聞いときます。