黒い天使―私と天使の秘密な関係―
「お前さぁ……何かワクワクしてねぇ?」
レンはそう言って、切れ長の目でギロッと睨んできた。
ギクッ……。
「し、してないしてない。ワクワクなんてするわけないじゃん」
私は大袈裟に手を左右に振った。
「やっぱ教えるのやめた」
レンが意地悪そうに私を見る。
「えぇ!教えてよ~!教えてくれなきゃ、気になって寝れないじゃん」
私がそう言うと、レンは"チッ"と小さく舌打ちをした。
「しゃーねぇなぁ……」
と、面倒臭さそうにそう言った。