ココロが大事なんだ
金髪に目付きが悪く制服を着崩した

ドドド!ドヤンキー

だったのだ!


顔はまぁまぁイケメン。


うはぁ!


「では挨拶しなさい」

先生の指示に

「あぁ?」

と睨み付けた。

生徒達が顔を見合わせ怯えている様子。

「あぁ?じゃないよ!挨拶しなさい!」

「うっせぇな!席早く言えよ」

「お前っは!もう挨拶はいい!席は!そこだ!」


と指を指した場所…



なんと

ともみの横だった。


どぅえ???

肩が落ちた。


すると



バタバタ足を音たてながら

席についた。

思わずその転校生を見ていると

目が合った。

すると

「チッ」

と舌打ちされた。


チラッと名札を見た。

名前は宮熊さとし

らしい。

そして授業の前に気付いた。


転校したばかりで

教科書がない。

=隣の席の人が見せる。


ぐはぁ!


そして授業が始まり案の定

「あっ宮熊は教科書がないのか!大嶋、見せてやれ」


「はぃ」


教科書をそそっと寄せると


「うっす」


とお礼してきた。


愛想笑いしといた。


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