天使の笑顔
お互い一人っ子で、小さい頃からよく遊んでやった。


ただの妹だと思っていた。




けど朱理はどんどん綺麗な"女"になっていく。




「はいはい・・・・。」


ゆっくりと布団から起き上がる。


「朱理ぃ・・・俺も子供じゃねんだから、起こしに来なくても大丈夫だよ。」



スーツに着替えながら話かける。



「だって隼人兄、
朝苦手だもん・・・。」


少しシュンとしている。




胸が苦しくなる。
マジで可愛い奴・・・。


「ありがとな」

頭をポンポンと叩き、準備を整え家を出た。
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