天使の笑顔
「隼人にぃ、今日もありがとね!会社いってらっしゃい。」


車を降り、とびっきりの笑顔で俺を見送る。



さすがに校門の前は、登校中の生徒の注目の的。

でも俺は、朱理が自分のものだと見せびらかした気でいた。

ホント馬鹿だな。





「はぁ・・・・。

好きな人ねぇ・・・。」



一人になった車内、朱理の言葉が頭をグルグルと駆け巡っていた。







高校生だもんな。
当たり前か・・・。

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