Tears story〜人魚姫の涙〜

と、心の中でツッコミを入れつつ。
俺はアリネを肩に、そこから離れていった。






そんな俺達二人を見て、呟いてたらしいおばさんの言葉なんて、耳に届くはずもなく。







何かを見守る、優しい眼差しをしていた事も気付く事もなかった。








「……頑張ってね、アリネちゃん」




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