俺様王子様とドキドキ同居生活!?
「ストロベリーとチョコ!」



「お前!本当に2つ喰うの?」



「カップに入れてもらうから♪大丈夫!」



「お待たせしました~」



鈴華は、ニカ~っと笑い
2つ入ったカップを持ちベンチに座ると、おっきな口を開け食らいついた。



「ん~し~あ~わ~せ~」


目を細め、にっこり笑う鈴華は本当に幸せそう。



なあ、鈴華はその笑顔、鈴木にも見せたのか??


俺しか知らない、その顔を。



鈴木と何話したんだ?



「なあ、鈴華昼休み泣いたの?」



俺は知らないうちにそう呟いていた。



すると、鈴華の顔が一気に曇り始めた。



「………竜には教えなーい。」




「そっか…。」



俺には秘密か…。
俺は鈴華を泣かせたのか?
鈴華を傷つけたのか?


鈴木には話せて、俺には離せないのは何だ?



俺はいろんな疑問が浮かんだ。






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