俺様王子様とドキドキ同居生活!?
バーンっつ!!


勢いよくドアが開いた。




「ちょっとあんた!
今すぐ鈴華から離れて!」



物凄い口調の佐和子がいた。




佐和子…



私をつかでいた手を話し、悠仁君は笑い出した。



何がおかしいの?




こんな事…



「フハハハっあ~あ。
もう少しだったのになあ~」




「ふざけんなっ!何が好きよ…
ただあんたは、鈴華とやれたら金が入るから、付き合ったんでしょ?
他にも、女がいるんでしょ?
最低だよ!あんた!」




え…


私とやったら金が入る?



他にも女の子がいる…?



次々に、突き刺さる事実…



「さっき、あんたのクラスの奴から聞いたわよ!
鈴華の気持ち返せ!今すぐ消えて!」



佐和子は、私の為に
悠仁君に飛びかかった。



「いって!
そーだ。俺は鈴華ちゃんが好きなの知ってたから、
それを使って鈴華ちゃんでかけたんだよ!
やれたら皆から1000円ずつ貰えたのになあ~
つか、俺が本気だと信じた鈴華ちゃんが悪いんでしょ?
俺は悪くねーよ…」




ケラケラと笑う悠仁君…




最低。



私をやり目で…



信じた私がバカみたい…





好きになった私が馬鹿みたい…




うかれてたなんて馬鹿みたいだよね…




私は、何かからふっきれたように乱れた制服を直し



悠仁君の前にたった。




そして、



ベッシーン!!



私は平手打ちをして
その場から離れた。





私は、この日から恋をしなくなったんだ。





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