俺様王子様とドキドキ同居生活!?
何故か竜の隣に座っている私。



久しぶりに近くに竜がいるとドキドキもするし、
なんか気まづい。




恥ずかしくて、見れないよ。



そんな私をよそに、、、



~♪~♪~♪~



「イェ~イ♪明成格好いい~♪」



佐和子と明成君と鈴木君は驚くほど盛り上がっている。





私と竜だけ何故か、
静かになっていた。




ど、ど、どどうしよ~
余計気まづいわよ~



なんかしゃべる?



「あ、あの、久しぶりですね…」


とっさに出たのが、
何故か敬語って…汗;


「ぷっハハハ~」


そんな私を見て竜は、爆笑。



そして思わず、私も爆笑してしまった。



キャハハハハっ




「やっと笑ったな♪」



「きゃっ…」


竜は、私の頭をポンポンと撫でた。




それだけで、私は一気に体温が上がり、
心臓がうるさくなる。




でもその瞬間、今まで悩んでたのが嘘のように、
竜が改めて大好きになった。





「鈴華~帰ったら、話があるから♪」




「へ?」




「楽しみにしとけよ♪
す~ちゃん♪」



………話って…

す~ちゃんって…




「さ~て、明成!俺にも歌わせろ!」



「おっ!出た出た~
マイク占領やろう~」



慌てる私をよそに、竜は歌っている。



竜の歌声は、かっこよ過ぎてうっとりしてしまうほどだ。




「鈴華~♪やっと素直になれたみたいだね♪
今夜が楽しみね~」



「佐和子聞いてたの?」



「地獄耳だもの♪
鈴華の顔もピンク色だしね~」



「え?」



思わず顔に手をやると、
見事に顔が暑くて真っ赤なのがわかる。



もぉ~


佐和子の馬鹿~




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