俺様王子様とドキドキ同居生活!?
「ふぁ~」


さっきから、電車の中で隣であくび連発のすーちゃん。


きっと初めてきた中條家で慣れなくて昨日は寝れなかったのだろう。



それにしても、鈴華は本当に寝坊助だなっ。



もう、寝てやがるっ



「おいっ鈴華!」



「へ?」



目をぱちくりして当たりを見渡すすーちゃん。
まだ寝ぼけてるらしい。



「次降りんぞっ」


「う、うん」



駅に降りて、学校まで歩く。



周りのうるさい女どもが
俺にキャーキャー言う。



それと同時に鈴華は離れていく。



何で離れんだよっ



俺はちょっといらっときて鈴華の手を引っ張った。



だって俺のペットだもん文句ねーよな?




「ちょっと竜離してよっ皆見てるよ~」


顔を真っ赤に染めて恥ずかしがっているすーちゃん。


手を繋ぐだけでこんな恥ずかしがる奴初めて見た。



本当おもしれー女。




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