俺様王子様とドキドキ同居生活!?
「でな、美香も小さい頃父親を亡くしてな。そのせいかなかなか俺や親父になつかなくてな…
だからずっと百合さんだし、笑っ
で最近やっと俺や親父になついたんだよ。だから鈴華が来て焼きもち妬いたんだろうなっ」



そっか…
中條家にそんな秘密が…


美香ちゃんも竜も辛かったんだ。



「竜、美香ちゃん、私もさ小さい頃父親亡くしたの。
だからさおなじなんだね笑っ私たち…」



「鈴華…。」


私たち3人、淋しさを抱えた生き物何だよ。



だから私は美香ちゃんを責めたりなんかしない。


むしろ…



「美香ちゃんも竜もだああいすき!」


私は竜と美香ちゃんふたりをギュッと抱き締めた。


「鈴華いてえよ~」


「鈴華ねえひゃあん~」



照れながら笑う竜と
泣きじゃくる美香ちゃん。


私は中條家が好きだ。




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