【短編】way to love


宇佐美は振り向いてはくれない


もう今、宇佐美はあたしじゃなく
彼女のことでいっぱいだから


あたしが勝てるわけない


宇佐美はだんだん離れていき、姿が暗闇に消えていった


(あ…早く帰らないと)


あたしはまた歩き始めた。そこにはなぜだか冷静な自分がいた…


ヒュー…ドーン…


花火の心臓まで響く音が鳴り続ける


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