Kind


「希…」

前に座ってるユユは何だか小さく見えた。


「ごめん…っ」

きっと今のあたしは、またユユを傷付ける…


「帰ろっか…?」

「うん…」

ユユの言葉にあたしは頷いた。

今日は帰ろう。

それが良い。


あたしにとってもユユにとっても。



< 44 / 232 >

この作品をシェア

pagetop