Kind


しばらくするとシャーっと車の走る音が聞こえた。


黒のベンツ。

星夜だ…


あたしは星夜の車だと確認すると人通りの少ない道に走った。


それと同時にキィィーっとブレーキ音が響き渡る。

車が止まると、あたしはベンツを蹴った。


今あたしが出来る精一杯の行動…。

星夜の顔なんて殴れない。

だって綺麗な顔だから…



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