─ Alice ?─
さっぱり分からない。
私のオモチャって何?
何でも持っているって?
白兎は相変わらず
ニコニコ笑いながら
私を見つめるばかり。
「んー…
よく分からないけど…
私、
オモチャなんていらないし、
お好きにどうぞ。」
『本当!?』
パァっと明るい笑顔で
少年のように
はしゃぐ白兎に胸キュン!!
やっぱりかわいい…
でも、
オモチャって何なのかな?
そればかりが胸に
引っかかっていた。
『フフフッ♪嬉しいな。
暇だったから新しい
オモチャ欲しかったんだ。
シロウサギは最初から
狂っていたし、
帽子屋だってもう
狂っちゃったからさ。
他の連中も
僕が一言、
「アリスが来たよ。」
って言うだけで
みーんな狂っちゃった♪
あとは
君 の
《 忠実 な 猫 》
だけ。
楽しみだなあ♪ 』