─ Alice ?─
「…どうして私を
守ってくれるの?」
「“ 俺 ”たちの
ア リ ス だからな。」
??
「気にするな。
俺はお前を守るのが
役目なんだよ。
……それじゃ不満か??」
ドクン
心臓が跳ねる。
男の人に守る、
なんていわれたこと
なかった。
だからそんな免疫
あるはずがない。
「や、役目なんて…
大袈裟よっ……」
そういいながらも
顔に熱が集まる。
「……アリス??
顔が真っ赤だぞ。
大丈夫か??」
顔を覗きこみながら
上目に私をみる。
………カッコイい!!
やばい、倒れそう。
頭がくらくらする中
どうにか意識を
つなぎ止める。
「わ、わかった!!
チェシャ猫のお言葉に
甘えて、
守っていただきます。」
「ああ、任せろ。
とりあえず、
時間ないから急ぐぞ。」