─ Alice ?─
「時間がないって…
あ!!どこいくのか
いい加減教えてよ!」
「あー時間ないから
却下却下!!
ほら早くいくぞ。」
グイって手を
引っ張られる
って…手、繋いだまま。
「〜〜!!」カアアア
また顔に熱が集まる。
な、何私チェシャ猫に
ドキドキしてるのよ!!
相手は猫よ猫!!
そうよ、私落ち着け…
スーハースーハー
うん!大丈夫よ!!
一人でそんなことを
しているうちに
目的地に
たどり着いていた。
「……おっきなお屋敷。」
「ああ。
ここなら少しは
気が抜けるから
大丈夫だ。
ま、注意人物は
いるからな。
気をつけろよ??」
…いや、気抜けない。
そんな私に
お構いなしで
チェシャ猫はズカズカ
入っていく。
「ちょっ…チェシャ…
きゃっ!!!」
ガキーン
「「待て待てーい」」