─ Alice ?─
目の前には
赤と青の大きな鎌。
それも赤黒く
鈍く光っている。
「「お前、誰だ??」」
左右に目をやると
同じ顔の少年がいた。
双子、よね。
年下だと思うが、
そう思わせない
威圧感を放っていて
押しつぶされそうに
なってしまう。
「わ…私は「「知らないなあーお姉さんのこと。知らない人は入れちゃいけないんだよねえ。」」」
無視ーーー!!??
「あの、私はアリ「切っちゃおうか兄弟」」
なんと!!
「そうだね
切っちゃおう!」
「僕は首がいいな♪」
「じゃあ僕は足♪」
「その次は右腕♪」
「僕は左腕♪」
「「ぜーんぶ半分こ♪」」
この双子アブナイ。
かなり命の危険を
感じ、どうにか回避
しようと試みる。が
腰が、抜けた。
うそーーーー!!!
え、まさか私
ここでEND??
人生の終止符ここ!?
チェシャ猫ーーー!!!
助けてーーー!!!