─ Alice ?─
憎愛。
何故かその言葉がとても愛しく感じた。
そして、それと同時にとてつもない恐怖感が襲ってきた。
「あなたが私に抱いている感情は、
愛しさなの??
憎しみなの??
あなたは
私の 何 なの… ??」
心の叫びだった。
心の底からのキモチ。
私は一体愛されているのか、
憎まれているのか、
どうしても知りたくなった。
何故か、
何故だかわからないが、
シロウサギさんに
憎まれているような気がしてならなかった。