不良さんとモデルさん
第二章 鈴音の過去
鈴音SIDE
少しずつ…、
新しいクラスに
馴染んできた…。
「鈴ちゃん、
一緒帰ろ♪」
最近仲良くなった
坂口志帆(サカグチシホ)。
「うん、帰ろ〜。」
志帆は栗色のショート。
背が小さめで可愛い感じ。
志帆が急に足を
止めた…。
「どぅしたの?」
「鈴ちゃんて、
もしかして武田先輩
の知り合い?」
武田先輩?
…………、
日向?
「あぁ…、幼なじみだけど…。」
日向は幼なじみでもあり、モデル仲間でもある…。
志帆の視線の先を見てみると………、
日向があたしのほうを
見て手を振っていた。
「鈴音〜…、
気ずけよ……。」
「ゴメン…、
何?」
日向は一つ上の高二。
先輩だ……。
「いや…、
俺仕事だからさ、
鈴音も仕事なら一緒に
行こうかな…、
と思って。」
そう言われて…、
スケジュール帳をみた…。
「あっ、うん。
あるケド……」
志帆と帰るコとに……、
「あっ…、あたし先帰るねっ!!!」
「ゴメンね………。」
そう言って志帆は走って
行った…。