不良さんとモデルさん
「おはよぉ〜美佳。」
廊下で美佳とあった。
「あっ、おはよ!
鈴音ってさ、
修矢君と仲良かったり するの〜?」
修矢君…。
「うーん…、
まぁ、話しやすい人
だよ?」
うん…。修矢君といると、
普通の高校生でいられるからなんか楽しい…。
「じゃぁさ、
メアド知ってる?」
「あっ、知らないケド…。」
そういえば知らないな…。
「そしたら…、
聞いてくれる?」
………‥‥
「うん。」
…………‥
席に戻ると……‥、
修矢君がいた。
「修矢君……?」
修矢君は…、窓の外を見ていた………。
何見てるのカナ……。
「なぁ……、」
???
「………、何?」
「お前さ、武田先輩と
付き合ってるの?」
ん?
…………、え???
「……え?」
意味わかんないよ〜!
修矢君はグラウンドの方
を見つめたままで…、
無表情だった……。
「ううん…、日向は
幼なじみなんだけど
………、なんで?」
なんか……、
怖いかも………。
「………日向、ねぇ〜」
ッ……、何???
「何が言いたいの?」
…………‥‥・、
「俺と付き合わない?」
はっ???
全然わかんないんだけど………‥。
「………‥。」
いつもなら…、
ううん、修矢君じゃないなら…、
そう言ったのが修矢君
じゃなかったら…、
意味がわからなくても…、
適当に…、
『友達のままで…、』
とか
『ゴメンね…、無理かな……。』
とか言ってたと思う………。