リヴァイサル~記憶の旅~
レッジはキンの手から剣をとると、何かを探すように周りを見ている。
「お、あの丸太はいいな。」
レッジは道端に転がっていた丸太を見つけ、そこに歩いていった。
そして、周囲50センチはありそうな太い丸太を地面に垂直に立てた。
「レッジ、なにするの?」
「まぁ、見てなって。」
レッジはニッと笑うと、剣を握り、構えた。
そして、剣を水平に振った。
きらりと剣身が光り、線を描く。
次の瞬間。
ドスンッ
丸太は上下真っ二つに割れ、地面に倒れた。
「……!!」
キンは目の前に転がっている切られた丸太を見て、呆然としていた。
「な、本物だろ?」
レッジはウィンクをしてキンに笑いかけた。
「そ、そうだね…。」
キンは呆然としたままうなずいた。