リヴァイサル~記憶の旅~


「トロールはひどいっ。そこまでバカじゃないよっ!!」



顔を赤くして怒るキンを尻目にレッジはゴロンと仰向けになった。



「そんな怒んな。
トロールとまではいかなくてもお前の思考回路が単純ということには変わりない。」



レッジの言葉がグサッとキンの胸にささる。



かなり落ち込んだキンはしょげて静かになった。



「でも、俺も一度は見てみたいからな、輝く湖。」



仰向けのままレッジは呟いた。



「どうして村の人はエントレスに近付きたがらないの?」



「闇の入口だからだよ。」



レッジは静かに答えた。
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