リヴァイサル~記憶の旅~
「え、そうなの?
って、なんで知ってるの?」
「あそこに村があるし、この辺りに見覚えがあったしな。」
レッジは顎で村のほうを示した。
「あの村ってスターティンっ?」
レッジは「多分な」と言って頷いた。
「じゃぁもうすぐ家かっ。
ねぇ、もう少ししたら私達の村に着くからそこでゆっくり休もっか。」
キンは青年に笑いかけながら言った。
「ありがとう…。」
青年もぎこちなく笑った。
「あ、私、キンって言うの。
この男の人はレッジ。
あなたは?」