リヴァイサル~記憶の旅~
トスッと地面に剣が刺さる。
キンの手はしっかりと剣を握っている。
「……」
レッジは黙って両手をあげた。
「…勝った?」
始めは信じられないという顔をしていたキンだが、徐々に顔に喜びが表れはじめた。
「…勝ったっ!勝ったっ!
レッジに勝ったよっ!
旅に行けるよっ!」
キンは飛びはねて喜び、リバは微笑みながらキンの勝利を喜んだ。
「約束は約束だからな。」
そういったレッジの表情もどこか嬉しそうだった。
「出発はいつにする?」
「明日っ!(即答)」
「明日じゃはぇーよ。
旅の支度もあるんだし。」