リヴァイサル~記憶の旅~
リバは不安そうにレッジを見た。
「さぁな。
俺は神じゃないからしらん。
でも一つだけ言えるのは…」
レッジはそこで言葉を切った。
リバは次の言葉を待っていたが、なかなかレッジは話さない。
「勿体振らないでおしえてくださいよ。」
痺れを切らしたリバが少しいらつきながら言う。
「…俺、リバ、そしてキンは絶対に死なない。
また生きてこの村に戻って来れるよ。」
力強くレッジは言い切った。
「どうしてわかるんですか?」
「冒険物語のルールさ。
だって俺らが死んじまったら作者が困るだろ?
話しの続きが書けないからな。」
――おい、こらっ!軽くネタバレっ!_by リトル
「ま、いーじゃん(笑)
ま、俺らはなんだかんだでピンチを抜け出すだろうし。
安心して旅を始めようぜ。」
レッジはリバの肩を抱いて軽く叩くとさっさと歩きはじめた。
「……」
リバはなんとも言えない不安が残っていたが、それを心の奥にしまいこんだ。
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