リヴァイサル~記憶の旅~
――バシャーン
リバはすぐに桶を繋いでいるロープを掴んだが、桶は井戸の底のほうで水を打った。
「あちゃー…」
リバは井戸を覗き込むと、顔をしかめた。
「桶、割れたの?」
「桶は大丈夫だけど…」
リバは小さくため息をついて、続けた。
「慣れないからかな?
水を汲み上げるのは結構骨が折れるんだ。」
リバは辛そうにため息をつく。
そんなリバがなぜか可笑しかった。
「…なに笑ってるの?」
必死に込み上げる笑いを隠してたのにリバにはバレバレだった。
リバは不機嫌そうに顔をしかめた。
「なんか、リバも人間だなぁ〜って思って。」
キンは嬉しそうに笑った。