恋を教えてやる
「/////まっ、まぁそういう事になる……」
「本当にか?俺今……夢見てる気分だ。」
「本当だよ……。でもまだ好きかどうかは分からない。だから……お願い……颯太から恋を教えて?」
「……なんて簡単な事を頼んでいるんだ。お前。お安いごようさ。俺が瑠菜に恋を教えてやる。だから……教えていくから……必ず恋が分かるようにするから…」
「……なに?」
「付き合ってください…っ」
俺は瑠菜に頭を下げた。
瑠菜は微笑んで俺の肩に手を置いた。
そして俺を抱き締めた。
「うんっ……いいよ。颯太。」
俺は今夢をみているのであろうか。
こんなに嬉しい感情は初めてだ。
神様はなんて贅沢な事を俺にさせてくれたんだろう。
こんな俺に。
俺は今………世界一幸せだ───。