恋を教えてやる
「颯太暖かい…。」
瑠菜がふとつぶやいた。
「そうか?ならよかった。」
「うん。てかね…あたし颯太が彼氏でよかった…。多分あたし結構前から颯太のこと…好きだったのかもしれない。今…こんなにも幸せって…こんなにも颯太が愛しく感じる。」
瑠菜が本当のことを言ってくれた。
俺は……どれだけ幸せものなんだ…。
今まで女遊びをして瑠菜にいやな思いをさせつづけたのに……。
「瑠菜…俺今すごく幸せ。瑠菜がそんなに思ってくれてたなんて……。ありがとう。愛してる。瑠菜。」
俺は瑠菜を一生手放さない。
そういう思いを込めて瑠菜を強く強く抱き締めた。