幼なじみ攻略法-チョコより甘い文句を添えて-


聞こえてない
わけじゃないんだよえみ。


意味が分からないんだよ。


「何が??」


「きまってるじゃん。
沙智君への告白。」


「ぶっ。」


「きたなっ。」


私は飲んでいた
イチゴミルクを
一気に噴射させた。


「何いっちゃっちゃってんの??いみ知ってる??」

無惨に飛び散った
イチゴオレを拭きながら
えみに聞き直す。

「大声で意味を発表できるくらいには。」

そういうと
にっこり笑って
息を大きく吸うえみ。


「嘉弥がさ「わぁっわぁ-わぁ-。イチゴオレがどうしたぁ??
吹いたのは拭いたよ??」



マジでやった。
本当にやろうとした。
否、やった。


友達じゃなかったの?!


しかもいまは今で
冷ややかな目で私を
見ている...。



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