ネット彼氏
涙が止まらなかった
次の日は目を腫らして
学校に行ったんだ
その頃は友達もできてきて
学校を楽しいと感じていた
でもずっと頭から離れなくて
友達の声なんか聞こえなくて
考えると泣きそうになって‥
誰かに話そうとしたけれど
〝ネット恋愛〟を どこか
非常識だと思っていたあたしは
誰にも話すことができなかった
そしてそのまま 数ヶ月が経った
学校では好きな人はできず
友達と過ごす毎日が続いていた
そして たまに君のことを
ふと思い出したりもしてた
でももう涙は出て来ないし
本当の事を言ったことに
後悔なんてしていなかった
そしてある日の夜 偶然にも
あの掲示板を見つけたんだ‥